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「ひめゆりの塔はどういう場所?」
「ひめゆりの塔を訪れる前に、少し知っておきたい」
「ひめゆりの塔を子どもたちと一緒に訪れたい」
とお考えではないでしょうか。
ひめゆりの塔を訪れる前に、少し知識があるほうが安心ですよね。
そこでこの記事では、「ひめゆりの塔」についてご紹介します。
訪れる前に少し知る事で、実際に訪れた際に、より心に残る経験になれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
「ひめゆりの塔」は、第二次世界大戦末期の沖縄戦で犠牲となった、ひめゆり学徒隊をはじめとする人々の慰霊碑。沖縄戦の悲惨さと平和の尊さを後世に伝えるため、建立されました。今でも多くの人々が訪れ、平和の大切さを感じ、祈りを捧げています。
ひめゆり学徒隊とは、沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒と教師240名の方たち。看護要員として沖縄陸軍病院に動員され、看護師たちと一緒に、負傷した兵士の世話や包帯交換など、休む暇もなく働いていました。
戦争が激しくなり、食料や物資が少なく、自分たちが食べるものも少なくなる中、必死に看護されていたといわれています。
最後は糸満まで逃れ、壕の中に隠れていましたが、1945年6月18日、解散命令が発令。壕を出され、戦火の中を彷徨うことになった多くの方が、犠牲になったそうです。
ひめゆりの塔は、沖縄陸軍病院の第三外科が入っていた、「伊原第三外科壕」があった場所。二度と戦争を起こさないために、沖縄戦の悲惨さと、平和の尊さを後世に伝えています。慰霊と祈りを捧げるため、多くの人々が訪れる場所です。
「ひめゆり平和祈念資料館」は、「ひめゆりの塔」に隣接する資料館。戦争から遠ざかった世代にも、戦争の悲惨さを伝えるために、建てられました。一度は訪れて、平和の大切さを体感してほしい場所です。
ひめゆり平和祈念資料館は、沖縄師範学校女子部と県立第一高等女学校の同窓生の方々が、設立した資料館。ひめゆり学徒隊の遺品や写真、証言映像などを通して、彼女たちの過酷な体験を学べます。
また戦争を知らない世代にも知ってもらうために、2021年にリニューアル。イラストや普段の笑顔の写真が用いられるなど、わかりやすい内容になっています。
ひめゆり祈念資料館は、犠牲になった方たちや、戦争体験が語り継がれる大切な場所です。こちらで学び感じた事は、心に刻み続け、私たちも後世につなげていかなければなりません。
沖縄県営平和祈念公園は、ひめゆりの塔から車で約6分。沖縄本島南部の「沖縄戦終焉の地」糸満市摩文仁にあり、平和への願いが、込められた公園です。
台地の上にあり、険しい海岸線に広がる美しい海も眺められ、沖縄戦の歴史の重みを学んだ後の悲しい気持ちを、少し癒してくれます。
沖縄県営平和祈念公園には、戦争の悲惨さや平和への祈りを伝える場所が4カ所。毎日多くの人が訪れて、戦争の歴史を学ぶとともに、祈りを捧げています。
沖縄県営平和祈念公園は、鎮魂・祈り・平和の願いが込められた公園。訪れると命と尊さを感じるとともに、平和な世界を後世に遺す大切さなど、さまざまなことを感じます。
美しい絶景や芝生でのピクニックなど、自然も体感できるので、あわせて訪れてみてはいかがでしょうか。
「ひめゆりの塔は」、沖縄戦で犠牲となったひめゆり学徒隊をはじめとする、多くの方たちの慰霊碑。ひめゆりの塔を訪れることで、沖縄戦の悲惨さと平和の尊さ、今の生活への感謝について、改めて実感できます。
ひめゆりの塔は、沖縄の人たちにとっても、世界の人たちにとっても後世に遺していかなければならない大切な場所。
一度訪れていただければ幸いです。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。