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「首里城って今見学できるの?」
「今の首里城のおすすめの周り方を知りたい!」
「首里城と合わせて訪れられる場所はどこだろう」
とお考えではないでしょうか。
2019年に火災が起きましたが、今どのようになっているのか、見学できるのかどうか気になりますよね。
そこでこの記事では、現在の首里城の様子をご案内します。
現在首里城では、復興作業の一部を公開。復興していく様子を間近に見学することで、今までと違う首里城の歴史を感じられます。
ぜひ最後までお読みください。
◆首里城基本情報◆
【住所】
沖縄県那覇市首里金城町1-2
【入場料金】
【開館時間】
8:00~19:30(4月~6月/10月~11月)
季節により異なります。詳しくはHPをご確認ください。
【駐車場】
あり
目次
2019年の火災により、正殿や南殿、北殿など9つの施設が焼失してしまった首里城。2026年の完成を目指して、復興作業が進められていますが、「令和の復興」では、その様子の見学が可能です。
その当時の技術を忠実に再現する、職人の技術は圧巻。復興作業の様子を見学していると、当時の技術の高さに驚くとともに、1日も早い再興を願わずにはいられません。
「見せる復興」の主な見どころは3つ。有料ですが、一見の価値ありです。
首里城の火災でも倒れなかった一対の大龍柱。正殿の前に立っていたため、少し赤黒く変色してしまいましたが、火災に耐えた力強さを感じます。
2022年度に補修作業が行われ、現在泰神門前に設置された展示室で、拝観可能です。また室内のモニターでは、作業の様子も学べます。
首里城正殿の屋根にあった獅子瓦や、泰神門の瓦など、火災の残存物が展示されています。「木材」、「瓦」、「石材」、「漆」ごとに、パネルや実物の素材が紹介されており、首里城や復元までの過程を、詳しく学べます。
建築中の正殿を雨風や埃から守る「素屋根」、木材の保管や加工する「木材倉庫・加工場」、実物大の図面を描く「原寸場」を見学可能。解説パネルや火災の残存物、復元に使用した木材などの展示コーナーがあり、見て、触って、学べるエリアです。
原寸場前の見学エリアでは、復元を支える職人たちの伝統の技も見られ、時間がたつのも忘れ、見入ってしまいます。見学エリアは内郭城壁よりも高く、首里や那覇の美しい風景を、一望できるのも魅力です。
深い正殿の魅力と、「今」しか見られない風景を楽しめます。
せっかく訪れたのなら、解説員の話を聞きながら、首里城を一周できる、ツアーへの参加がおすすめ。首里城は込められた願いや意味を持つ建物が多く、ツアーに参加することで、琉球王国の歴史や文化の理解を深められます。
ツアーは1日3回開催され、いずれもシンボルの首里城や瑞泉門、復興エリアなどを、興味深い話を聞きながら一周。琉球王国の深い歴史や、復興が進む様子を間近に体感でき、より心に残るので、思い出に残る旅になります。
費用は1,000円で、要予約。興味がある方は、事前に確認してみてくださいね。
●料金
中学生以上の参加者1名につき1,000円(税込)
※支払いは現金のみ
※小学校以下は無料(小学生以下のみの参加はできません)
※別途入場料が必要
●予約方法
希望日の2か月前~前日まで ※当日空きがあれば受付可
電話予約:098-886-2020
首里城周辺には、他にも歴史を感じる場所が多数。合わせて訪れるのもおすすめです。
①首里金城町石畳道
16世紀に、首里から那覇港や沖縄本島南部への主要道路として、造られた「真珠道(まだまみち)」の一部。20~30cm程の琉球石灰岩を組み合わせた、「乱れ敷き」と呼ばれる手法でつくられた石畳道は、沖縄が持つ独特の美しさです。当時は約10kmにも及ぶ道でしたが、現在では、島添坂(しますいびら)の下方にある、金城大通りから金城橋への約300mとなっています。
周辺には赤瓦家が並び、のんびり散策ができるのが魅力。琉球王国時代の城下町の雰囲気を、味わえます。
石畳は琉球石灰岩でつくられており、滑らかな道ではないため、スニーカーがベスト。雨の日はすべりやすいので注意してくださいね。
②首里金城の大アカギ
内金城嶽(うちかなぐすくたき)の境内に生育する、6本のアカギの大木。第二次世界大戦で、ほとんどが消失してしまった中、戦火を耐え抜いた神の木とも言われています。
その中で一際大きく神々しいのが、推定樹木200年以上の大アカギ。根元に自然の祠を持ち、一年に一回、旧暦6月15日に神が降りられ、願い事を聞いてもらえるという、言い伝えが残されています。
凛とした空気が流れ、パワーを感じる場所。その迫力と偉大さに圧倒されます。
③玉陵
首里城守礼の門から歩いて5分。琉球王国最盛期といわれる、尚真王(しょうしんおう)の時代に建てられた、琉球王朝の王族が眠る墓です。1501年の創建当時の石がそのまま残されたり、久高島のサンゴが敷き詰められたりと、琉球王国の歴史を感じます。
その歴史から、2000年12月に世界遺産に登録されました。
中央は、洗骨前の遺骸を安置する部屋、東には、洗骨後の王と王妃、西には、王家の家族が葬られています。
その他墓室前の欄干や、塔の上に置かれた立ち上がった獅子(シーサー)なども、珍しく、素晴らしいもの。独自の発展を遂げた、琉球王国の高い建築技術も魅力の一つです。
◎玉陵
今までの首里城は現在見られませんが、当時の技術を忠実に再現された復興工事は、とても貴重。今より道具がなかった時代に、これほどの城が建てられたのは、感動です。
また建てられ方や、使われている木材などを、間近に見学することで、歴史や文化もより深く感じられます。
現在行われている首里城の正殿の復興は、2026年に完成予定。首里城の技術や歴史を知った上で、完成した首里城を見るのは、格別でしょう。
完成するのが楽しみですね。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。