-
最近の投稿
アーカイブ
カテゴリー
投稿日カレンダー
「自分用に沖縄らしいお土産何かほしいな〜」
「普段から使えるもので何か良いお土産はないかな〜」
「沖縄のやちむんって何?」
とお悩みではないでしょうか。
会社の人や友達へのお土産は完璧だけど、自分のものは何もない!って時ありますよね。
そんな方には、毎日の食事で使える「やちむん」がおすすめです。「やちむん」は沖縄の言葉で、焼きもののこと。
沖縄独特の模様がついたものや、美してコバルトブルーのものなど、たくさんのやちむんがあり、毎日の生活を彩ってくれますよ。
そこでこの記事では、沖縄の焼き物「やちむん」についてご紹介していきます。
お土産選びの参考になれば幸いです。
ぜひ最後までお読みください。
目次
やちむんはぼってりと厚みのある形状に、色鮮やかな絵や、躍動感ある模様が描かれているのが特徴です。沖縄の自然や文化が映し出されており、祭事や儀礼から人々の食卓まで、さまざまな場所で生活を彩ってきました。
素朴な佇まいで、炒め料理などをいれるとお皿によく映え、おいしそうにみえるのが魅力的な焼き物です。
やちむんは、神や先祖との交流の媒介となるもの。旧暦の正月や旧盆、新嘗祭などの祭事では、やちむんの器に食べ物や酒を入れて、神や先祖へ捧げる習慣がありました。
また結婚や出産などの儀礼では、縁結びや子孫繁栄、幸福や長寿の願いを込めるものとしても、重要な役割を担っています。
信仰や文化を伝えるものである一方、気候が暑く、湿度が高い沖縄で、保存容器としても使われてきたやちむん。水分を吸収して中のものをを新鮮に保てることから、水や味噌、塩などを保存するのに使われてきました。
現在でもチャンプルーやサーターアンダギーなどの沖縄料理を入れると、とても映えるので、普段から大勢の集まりまで、沖縄の人々の食卓を彩っています。
やちむんを買うなら、お土産屋さんよりも、窯元で買うのが、種類も多くておすすめです。
下記では、やちむんの里(やちむんの聖地)と壺屋やちむん通り(やちむんの故郷)をご紹介していきます。
お気に入りを見つけてみてくださいね。
人間国宝金城次郎氏をはじめとする、薪窯にこだわる陶工が、読谷村に登り窯を建て移住したのが始まりです。1970年代に、多くの薪を使い大量の煙を出す「壺屋」の登り窯が、公害問題で使用できなくなり、この地に移住しました。
※やちむんの里の登り窯
その後も多くの陶工が集まり、1980年代ごろには「やちむんの里」が形成。集落のように散歩しながら、数多くの工房や作品を、ゆっくり見て周れるのが特徴です。現在では19の独立した工房となっており、「やちむんの聖地」とも地呼ばれています。
沖縄自動車道「那覇I.C」から約40分とアクセスも便利。各工房にも駐車場が少し設けられていますが、2か所ある共同駐車場にレンタカーを停めて、景色も楽しみながら散策するのがおすすめです。
住所: 沖縄県中頭郡読谷村座喜味2653-1番地
駐車場:共同駐車場2カ所(計60台)
HP:読谷村観光協会
1682年当時の王府が、美里村(現沖縄市)の知花、首里の宝口、那覇の湧田の窯元を壺屋に集め、陶器づくりを盛んにさせたといわれる長い歴史を持つ場所。通り沿いには、壺屋にたった1つ残った登り窯で、県指定文化財「南ヌ窯(フェーヌカマ)」があります。
国際通りから少し奥に入っただけですが、琉球石灰岩の石畳が敷き詰められ、沖縄らしい風景が残る場所。通りにはかわいい食器が並ぶ店が、20件ほど軒を連ねています。中には現代風の作品をつくる作家さんも。沖縄の昔と今を感じ、散歩とショッピングを楽しめる通りです。
壺屋やちむん通りは、国際通りからすぐですが、店舗に駐車場はありません。近隣のコインパーキングにレンタカーを停めて、散歩と買い物を楽しんでみてください。
住所:沖縄県那覇市壺屋
駐車場:なし(近隣のコインパーキングをご利用ください。)
HP:なし
やちむんは家庭料理でよく出される炒め物料理がよく映える器。普段の食事がよりおいしそうに見えるので、生活が心が豊かになります。
※かわいい形と絵柄の器。ソースや前菜などを入れるとおしゃれ。
※やちむんの里で一目惚れしたお皿。簡単な炒め物料理が、居酒屋で出されるような見た目に。心なしか味も美味しくなった気がします。
※実際の食事風景。食卓が明るくなり、華やいだ印象に。笑顔と会話に花が咲きます。
手に取ると、普段の食事でも使ってみたくなるやちむん。素敵な食卓を彩ってくれます。
沖縄のやちむんは古い歴史と文化を持ち、現在まで受け継がれている素敵な焼き物。観光で訪れた私たちの食卓にも、彩を加えてくれます。
普段100均の食器で十分と感じていましたが、一度使ってみると普段の食事がいつもよりおいしそうに見えるのにびっくり。とても大切な食器の一つとなりました。
「どの料理を入れよう~」などと想像しながら、ショッピングするのも楽しい。自分への沖縄土産を選びに足を運んでみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただきましてありがとうございました。